コロナ禍時代の共通テストの疑問点 パート2

 2️⃣  10数年前にリスニング問題が出てきたおかげで生徒の聞く力は昔と比べると飛躍的に伸びています。これは非常に良い結果をもたらしています。つまり、受験生は問題傾向に敏感に反応します。このまま新共通テストが続けば、目先の点数を取ろうとすることで正しく発音できない、英語論文が書けない生徒を増産することになるのではと危惧しているのです。1️⃣の中で触れているように少し工夫すれば、問題がバラエティーになり受験生の集中力維持にも繋がると考えるのです。来年度からのひと工夫を文科省に期待します。

  では簡単な具体例をを記してみます。このブログは携帯で作っているため単語や詰問部分に下線等が使えず、分かりにくいことはご了承下さい。多数の閲覧数があることに驚いていますが、英語の理解が深い方ばかりだと思いますので読んで頂ければ幸いです。

  長文問題の途中に以下の文章があったとします

I am content with my new job, but it is difficult to describe the content briefly]私は新しい仕事に満足しています。しかしその内容を簡潔に説明することは難しい。くらいの意味です。

 2箇所使われているcontent のアクセントの位置をチェックする問題とその単語の意味を問う問題も可能です。同じ単語でも使われ方、意味によっては全くアクセントも発音も変わることが沢山あります。ちなみに前者はアクセントは[eの上]後者は[oの上]にあります。意味は[満足]と[内容]です。

 又仮に次のような事例文では、

I was told to throw away the refuse but I did refuse to do so . 

前者は[ゴミ]という意味で、後者は[拒否する]という意味です。

単語の意味が正確に理解しているかを試す問題だけでなく、末尾の[se]の発音が同じかそうでないか又アクセントは前半か後半かなどを問うことも可能です。didの使わてる意味をチェックする整序問題に転用しても面白いと思います。

 つまり文章の中で実践的な発音アクセントを身につけることを意識させる問題は数多く作れます。

 試験問題作成に携わっておられる先生方が、以上の見解を参考にしていただければ幸いです。